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狭山茶[さやまちゃ]
狭山茶(さやまちゃ)は、埼玉県西部及び東京都西多摩地域を中心に生産されているお茶である。埼玉県における農産物生産面積では県下一である。歴史は古く鎌倉時代にまで遡ることが出来、静岡茶、宇治茶と並んで『日本三大茶』と呼ばれている。よく知られる俚諺では『色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす』と謳われている。ただしこのフレーズは古い狭山茶の茶摘み唄のものであり、昔から続く産地PRの一種である。 == 歴史・概要 ==
茶の生産地としては北に位置し(日本最北限生産地は青森県の黒石茶、製茶工場のある北限生産地は岩手県の気仙茶)、冬季には霜が降りることもあるその涼しい気候により、厚みのある茶葉ができる。始まりは鎌倉時代で、武蔵国の狭山丘陵一帯、特に現在の埼玉県入間市を中心に栽培された。江戸時代には、狭山丘陵一帯の村々が川越藩領であったことから、「河越茶」と呼ばれていた。江戸中期に行われた武蔵野の新田開発により地域の特産物として栽培が普及し、産地も拡大したが、現在その多くは入間市で生産されている〔2006年現在の狭山茶栽培面積は1位 入間市495ha、2位 所沢市209ha、3位 狭山市133haである。また生産量(生茶葉収穫高)は1位 入間市2060t、2位 所沢市599t、3位 狭山市536tである。〕。茶葉の摘み取りは年に2回行われ、一番茶は4月から5月、二番茶は6月から7月に出荷される。主要品種は「やぶきた」と「さやまかおり」である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「狭山茶」の詳細全文を読む
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