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ヴォルフスシャンツェ
ヴォルフスシャンツェ () とは、第二次世界大戦で東部戦線のドイツ国防軍の作戦行動を指導するため、アドルフ・ヒトラーが設けた指揮所である。また、第二次世界大戦中に各地に設けられた総統大本営の一つである。名称はドイツ語で「狼の砦」を意味するが、日本では英語の "The Wolf's Lair" の重訳である狼の巣という名称もよく知られている。 == 概要 == 建設された場所は、東プロイセン州のラステンブルク(現:ポーランド領ケントシン)の東約8kmの森林の中である。ラステンブルク周辺は東プロイセン時代から屈指の景勝地で、現在はポーランド・マズーリ湖沼地帯として知られる。 この施設には居住棟、厚生棟(食堂・娯楽室・映画館など)、管理棟がおよそ40棟、コンクリート製の大型掩蔽壕(ブンカー)が7棟、小型のものが40棟があった。ブンカーのコンクリートの厚さは6mから8mに達していた。この他、鉄道引込線と航空機着陸場が2ヵ所があった。 周囲は50mから150mの幅の地雷原に囲まれ、有刺鉄線は10kmに達し、面積は周囲の森林地帯を含め8平方kmに及んだ。警備する将兵は1944年時点で約2000名に達した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴォルフスシャンツェ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wolf's Lair 」があります。
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