翻訳と辞書
Words near each other
・ 猪苗代高等学校
・ 猪調駅
・ 猪谷六合雄
・ 猪谷千春
・ 猪谷千香
・ 猪谷楡原道路
・ 猪谷流
・ 猪谷発電所
・ 猪谷駅
・ 猪豚
猪豚亜目
・ 猪郷久義
・ 猪野俊平
・ 猪野健治
・ 猪野又紀子
・ 猪野学
・ 猪野広樹
・ 猪野忠敬
・ 猪野早太
・ 猪野毛利栄


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

猪豚亜目 : ウィキペディア日本語版
イノシシ亜目[いのしし-あもく]

イノシシ亜目(イノシシ-あもく、猪豚亜目〈ちょとん-あもく〉、学名:Suina)は、鯨偶蹄目(旧・ウシ目〈偶蹄目〉を含む)に属する哺乳類の一群(亜目)。
現存するイノシシ科ペッカリー科の2科に、絶滅したエンテロドン科を併せた全3科、あるいはこれにカバ類を加えた全4科で構成されるとするのが従来説であったが、カバ類は別系統として除外される一方、近年新たにラオエラ科を加えて以前とは違う構成での全4科とする説も出ている。
== 系統分類 ==
イノシシ亜目は、絶滅した原始的なエンテロドン科、および、進化したグループであり現存するイノシシ科・ペッカリー科で構成されるが、近年は原クジラ類(原クジラ亜目)とも関係が深く一時期はそちらで最古の部類と位置づけされてもいたラオエラ科をこれに含むとする説がある。
ラオエラ科が真に下位分類であるとすれば、化石により確認可能なイノシシ亜目の出現は約4,800万年前(新生代古第三紀始新世前後期〈ルテシアン〉)まで遡れることになる。
ただし、その場合でも一群の祖形を内包しているのはエンテロドン科の系統と考えられており、分子系統学的知見に基づく見解では、理論上、未発見の共通祖先が暁新世に存在しているはずである。
かつては、外見的に似ており反芻をしないカバ類(現生と化石のカバ類。近年は「カバ下目」の分類名あり)がイノシシ亜目の下位に置かれていた。しかし、上述と同じ分子系統学によるDNA解析の結果、カバ類はイノシシ亜目とは比較的縁遠く、その姉妹群クジラ類であり、さらに、カバ類およびクジラ類の姉妹群は真反芻類(ウシ亜目)であることが明らかとなった(これらは「鯨反芻類」として総括される)。
鯨偶蹄目の中でイノシシ亜目の出現時期は、ラクダ亜目(核脚亜目)より遅く、鯨反芻類(カバ類・クジラ類・ウシ亜目)より早い。
----

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イノシシ亜目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Suina 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.