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ネコカリシウイルス
ネコカリシウイルス()は、ネコの感染症「ネコカリシウイルス感染症」の病原体となるカリシウイルス科のウイルス。 ==概要==
FCVはネコのかかる代表的な呼吸器感染症の1つであり、初期には高熱やくしゃみ、鼻水やよだれを垂らす、食欲減退などの症状を起こす。症状が長引くと舌や口に潰瘍が出来たり、口内炎が出来るときもある。また潰瘍や口内炎の二次感染として肺炎を起こし、最悪の場合死に至る。 ウイルスの感染力は強く、感染したネコと直接触れ合ったことによる感染、感染したネコのくしゃみ等による空気感染、感染したネコと人間との接触を介しての感染など多岐にわたる。実験では、乾燥した環境下にウイルスを置いた場合、3~4週間もの間ウイルスが生存していることが確認されている〔http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/nlv.html〕。 子ネコの場合は、生後3~9週間程度までは母ネコから受け継いだ免疫によって守られるが、それ以降、生後10週間以降の子ネコは受け継いだ免疫がなくなってしまうためFCVに感染しやすくなり、症状が重くなることも多い。ただし3歳を過ぎる頃になると、発症しても軽微な症状のみか、感染しても発症しないことが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネコカリシウイルス」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Feline calicivirus 」があります。
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