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獲加多支鹵大王 : ウィキペディア日本語版
雄略天皇[ゆうりゃくてんのう]

雄略天皇(ゆうりゃくてんのう、允恭天皇7年12月 - 雄略天皇23年8月7日)は、第21代天皇(在位:安康天皇3年11月13日 - 雄略天皇23年8月7日)。大泊瀬幼武尊(おおはつせわかたけるのみこと)、大長谷若建命大長谷王古事記)、大悪天皇有徳天皇とも。
また『宋書』、『梁書』に記される「倭の五王」中の倭王に比定される。その倭王武の上表文には周辺諸国を攻略して勢力を拡張した様子が表現されており、熊本県玉名郡和水町江田船山古墳出土の銀象嵌鉄刀銘や埼玉県行田市稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣銘を「獲加多支鹵大王」、すなわちワカタケル大王と解して、その証とする説が有力である。
日本書紀』の暦法が雄略紀以降とそれ以前で異なること、『万葉集』や『日本霊異記』の冒頭に雄略天皇が掲げられていることから、まだ朝廷としての組織は未熟ではあったものの、雄略朝をヤマト王権の勢力が拡大強化された歴史的な画期であったと古代の人々が捉えていたとみられる。
== 系譜 ==

允恭天皇の第5皇子。母は忍坂大中姫(おしさかのおおなかつひめ)。木梨軽皇子安康天皇の同母弟。
* 皇后草香幡梭姫皇女(くさかのはたびひめのひめみこ。仁徳天皇の皇女)
* 妃:葛城韓媛(かつらぎのからひめ。葛城円大臣の女)
 * 白髪皇子(しらかのみこ、清寧天皇
 * 栲幡姫皇女(たくはたひめのひめみこ、稚足姫皇女とも) 斎宮
* 妃:吉備稚媛(きびのわかひめ。吉備上道臣の女。もと吉備上道臣田狭の妻。吉備兄君・吉備弟君の母)
 * 磐城皇子(いわきのみこ) 難波小野王顕宗天皇の皇后)の祖父
 * 星川稚宮皇子(ほしかわのわかみやのみこ)
* 妃:和珥童女君(わにのわらわきみ。春日和珥臣深目の女)
 * 春日大娘皇女(かすがのおおいらつめのひめみこ、高橋皇女) 仁賢天皇の皇后、武烈天皇手白香皇女継体天皇の皇后、欽明天皇の母)・橘仲皇女宣化天皇の皇后)の母

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「雄略天皇」の詳細全文を読む



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