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玉川奈々福 : ウィキペディア日本語版
玉川奈々福[たまがわ ななふく]
玉川奈々福(たまがわ ななふく、7月19日 - )は、神奈川県横浜市出身の日本浪曲協会所属の浪曲師曲師
上智大学文学部国文学科卒業。日本浪曲協会理事。師匠は二代目玉川福太郎。様々な浪曲イベントを手掛けるプロデューサーでもある。
== 来歴 ==

*1994年 -日本浪曲協会主宰の浪曲三味線教室に参加。
*1995年 -玉川福太郎門下に曲師(浪曲三味線奏者)として入門。以後、曲師修行に励み「玉川美穂子」の芸名で曲師として活動する。
*2001年 -師匠・玉川福太郎の勧めにより浪曲師としても修行する。2001年11月浪曲初舞台。以後、浪曲師と曲師の両方で活動。
*2004年 -プロデューサーとして『玉川福太郎の徹底天保水滸伝』を全5回プロデュース(ゲスト出演:小沢昭一井上ひさし澤田隆治なぎら健壱平岡正明)。曲師の沢村豊子、玉川みね子、沢村さくら等と浪曲三味線にスポットを当てた三味線ユニット『しゃみしゃみいず』の活動開始。浅草木馬亭でネタおろしの単独勉強会『おはようライブ~ほとばしる浪花節~』を始める(2015年現在も継続中)。
*2005年 -『玉川福太郎の浪曲英雄列伝』を全5回プロデュース(ゲスト出演:二代目春野百合子五月一朗、三代目神田山陽国本武春立川談春)。
*2006年 -本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』に出演。12月には芸名を「玉川美穂子」から「玉川奈々福」に改め名披露目興行を各会場で行う。この年より美術作家・深堀隆介の製作による金魚をあしらったテーブル掛けになる。
*2007年 -関西の若手女流浪曲師の菊地まどか春野恵子とともにユニット「浪曲乙女組!」を結成、浅草・木馬亭を皮切りに東西で公演を開始。
*2008年 -浅草公会堂にてヴェルディオペラ椿姫』の狂言回し(語り部)としてオーケストラと競演。小沢信男原作の新作浪曲『悲願千人斬りの女』の長編一挙口演を行なう。
*2009年 -寺山修司原作『新宿お七』を浪曲化。写真家・森山大道を特集したNHKドキュメンタリー番組で浪曲『新宿お七』を披露。武蔵野芸能劇場でスタジオジブリ高畑勲監督原作『平成狸合戦ぽんぽこ』を浪曲化、披露。
*2010年 -9月、文楽(人形浄瑠璃)の竹本千歳大夫鶴澤清二郎を迎え、前例の無い「義太夫節浪花節の会」をプロデュース。12月には浪曲師・国友忠によって浪曲化されていた前後編一時間半の大作『銭形平次 捕物控 雪の精』の長編浪曲一挙口演の独演会を開催した。10月、春野恵子とユニット『あとまわシスターズ』を組み「浪曲タイフーン!」の公演を東西で開始。
*2011年 -4月、東西講釈師神田愛山旭堂南海の二人会をプロデュース。11月、浅草公会堂にてプッチーニオペラ蝶々夫人』の語り部でオーケストラと競演。12月、上野の森美術館にて琵琶デュオ(後藤幸浩水島結子)の企画に招待され、浪曲と琵琶とのコラボレーション「音曲百人一首」を披露。
*2012年 -日本浪曲協会理事に就任。5月、『悲願千人斬りの女』の長編浪曲一挙口演の独演会を再演。同月、初CD『ほとばしる浪花節! 玉川奈々福の寛永三馬術 曲垣と度々平/大井川乗り切り』を発表。また明治~昭和時代に活躍した浪曲名人のリスニングイベント『爆音傑作浪曲会』をシリーズで開催する。7月、明治神宮における「明治天皇百年祭」にて浪曲『明治天皇』を披露。11月、『銭形平次捕物控 雪の精』の長編浪曲一挙口演の独演会をカメリアホールにて再演した。
*2013年 -2月、パンソリの安聖民を招いて『浪曲からパンソリへ、パンソリから浪曲へ~半島と列島を結ぶ芸能の道、路上の声~』と題した公演を行った。3月、白血病から復帰した浪曲師・幸いってんの復帰を祝う『東西浪曲若手競演』の会をプロデュース。同月、インターネットラジオ『玉川奈々福のほとばしるラジオ!』を開始(計7回配信)。5月よりライブハウスでの浪曲講座(『ガチンコ浪曲講座』)を全三回で行う。8月NHK東西浪曲大会に初出演。9月、京都造形芸術大学非常勤講師として講義を担当。
*2014年 -4月、明治神宮昭憲皇太后百年祭にて、オリジナル浪曲「浪曲 昭憲皇太后」を製作、口演、奉納。7月、木馬亭にて女流義太夫と浪曲とのコラボレーション口演「のう、じょぎ、ろう!」をプロデュース。同月、江戸型染作家・小倉充子と共に、三味線語りの会「夜の宴」を三回連続で開催。同月、「NHK浪曲特選・夏」に出演(演題「清水次郎長伝」より『お民の度胸』)。11月より渋谷ユーロライブにて開催されている『渋谷らくご』に定期出演。12月、三度目となる『銭形平次捕物控 雪の精』の長編浪曲一挙口演を木馬亭にて行った。
*2015年 -能楽師ワキ方・安田登主催のプロジェクトに参加し世界最古の神話「イナンナの冥界下り」を6月、山のシューレ(那須・二期倶楽部)にて初演。11月、セルリアンタワー能楽堂にて再演、この公演に、語りと三味線で参加。6月、ライブストリーミングチャンネルDOMMUNEにおける番組「浪曲DOMMUNE」のDJ担当。9月、上方落語定席『天満天神繁昌亭・昼席』に東京の浪曲師として初出演。4月から12月にかけて『玉川奈々福の浪曲破天荒列伝』を木馬亭にて開催(計5回。ゲスト出演:松尾貴史松元ヒロ立川談四楼橘右之吉春風亭昇太)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「玉川奈々福」の詳細全文を読む



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