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玉栄集[ぎょくえいしゅう]
玉栄集(ぎょくえいしゅう)とは、慶福院花屋玉栄による源氏物語の注釈書である〔「玉栄集」伊井春樹編『源氏物語 注釈書・享受史事典』東京堂出版、2001年(平成13年)9月15日、pp. 63-64。 ISBN 4-490-10591-6 〕。 == 概要 == 奥書によれば1602年(慶長7年)4月の成立とされる。この数年前(1594年(文禄3年))に成立した同じ花屋玉栄による源氏物語の注釈書である「花屋抄」をさらに簡略化したと見られる全般的に初心者向けの内容であり、当時存在した多くの注釈書が自身の学識をひけらかすための漢籍や仏典の記述にあふれており源氏物語を理解することから離れた「注釈のための注釈」になってしまっていることを批判している〔大津有一「注釈書解題 玉栄集」『合本 源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1960年(昭和35年))(合本は1987年(昭和62年)3月15日)、p. 47。 ISBN 4-4901-0223-2 〕。全1巻1冊。伝本は少ない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉栄集」の詳細全文を読む
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