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王位継承[おういけいしょう]
王位継承(おういけいしょう)とは、一般的に王位(国王の位)を王太子など王位継承者に譲ることである。帝位(皇帝の位)の場合は帝位継承という。日本における皇位(天皇の位)を継承する皇位継承に相当する。 == 概要 == 君主制をとっている国では、継承をめぐる紛争を防ぐため、継承法を明確に定めていることが多い。しかし、歴史上は数々の継承紛争が生じている。中国王朝はその最たるものであり、非常に多くの事例がある。 王位に限らず、公爵やベグ、スルタンなどの君主号にも同様の制度や問題が存在する。以下ではそれらを代表して王位と呼び、王位継承について論じる。 東ローマ帝国では帝位継承法が明確に定められておらず、クーデターによる王位簒奪さえ合法であった。古代の民主制の名残から、ローマ皇帝位の正統性は「市民・軍隊・元老院の推戴による」とされていた。そのため、クーデターを起こしてもこの三者の合意が得られれば合法であった。なお、9世紀頃になると「市民」は実際の市民ではない「市民」という名の儀式用の役人であり、元老院議員は高級官僚で構成されていた(ただし、11-12世紀には実際のコンスタンティノポリス市民が反乱を起こし、皇帝の廃立に関与することがあった)。 オスマン帝国では一時、争いを防ぐため反対の意を示す如何に関わらず兄弟を皆殺しにする慣習もあった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「王位継承」の詳細全文を読む
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