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東京兵器補給廠[とうきょうへいきほきゅうしょう]
東京兵器補給廠(とうきょうへいきほきゅうしょう)、TOD(ティーオーディー、)とは、東京都北部の、第二次世界大戦後にアメリカ軍によって接収された旧軍用地〔佐藤洋一『図説・占領下の東京』河出書房新社、2006年7月、pp14-15,122-125,134-135。〕。 == 概要 == TODは東京都北部(北区・板橋区)の板橋・十条・王子・赤羽近辺のアメリカ軍によって接収された旧軍用地である。 東京兵器補給廠地区及び東京造兵廠地区、また各地区はさらに複数の地区に分かれる。東京兵器補給廠地区は1958年12月23日(陸上自衛隊十条駐屯地となる〔『写真と地図で読む 知られざる占領下の東京』洋泉社、2006年8月21日、p90。〕)、東京造兵廠地区は1971年10月15日に日本に返還された〔。これらの地区はサンフランシスコ平和条約(1951年4月28日締結・1952年4月28日発効)により連合国軍は条約の効力発生後90日以内に撤退するよう定められていたが、接収地については発効の90日後にあたる外務省告示第33号及び第34号(1952年7月26日)によってその扱いが公開され、TOD地区は無期限使用施設とされた〔。しかし1960年代末頃より始まった東京近郊の都市化の拡大、日本社会党・日本共産党推薦の美濃部亮吉東京都知事就任及びベトナム戦争に対する反戦運動の激化から米軍施設の集約移転を行うことについて日米双方で合意し、その結果TODの未返還地区についても返還されることとなった〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京兵器補給廠」の詳細全文を読む
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