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王室属領(おうしつぞくりょう、)とは、イギリスのに属し、高度な自治権を持った地域である。伝統的に国王が王国外に有していた領地であるため、イギリス(連合王国、)には含まれず、それぞれ独自の憲法の下で政府を持っている。ただし、外交・防衛についてはイギリス政府が責任を負う。 日本では王領や王室領、王室直轄領、王室保護領などの語が用いられることもある。 == 王室属領である地域 == グレートブリテン島周辺のチャンネル諸島(イギリス海峡)とマン島(アイリッシュ海)に、以下の王室属領がある。チャンネル諸島は2つの代官管轄区に分れており、王室属領は3つと数えられる。 * チャンネル諸島 * ジャージー代官管轄区:ジャージー島 * ガーンジー代官管轄区:ガーンジー島、オルダニー島、サーク島、ハーム島 * マン島 イギリスの君主を元首〔マン島の元首には「マン島領主」()という称号がある。ジャージーとガーンジーの元首について法的に決まった称号はないが、「女王」と呼ばれる一方で、(男性形の)「ノルマンディー公()」と呼ばれることもある。〕とし、連合王国(イギリス)に外交と防衛を委任している。このことからイギリスの海外領土とみなされることもある。3地域にはそれぞれイギリス国王の代理として副総督()が任命されているが、役割は儀礼的なものである。3地域にはそれぞれ独自の立法・司法・行政機関がある。そのため、3地域は独自に通貨を発行し、サーク島は2008年まで公選議会がなく封建領主の統治であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリスの王室属領」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Crown dependencies 」があります。 スポンサード リンク
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