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現代モンゴル語 : ウィキペディア日本語版
モンゴル語[もんごるご]

モンゴル語(モンゴルご、、Mongol hel、、mongGul kele)は、モンゴル諸語に属する言語であり、モンゴル国の国家公用語である。モンゴル語を含むモンゴル語族は、テュルク語族及びツングース語族とともにアルタイ諸語と呼ばれる。
第8条はモンゴル語をモンゴル国の国家公用語に規定している。モンゴル国では、行政教育放送のほとんどがモンゴル語でなされるが、バヤン・ウルギー県では学校教育をカザフ語で行うことが認められている。こうした地域の人々の中にはモンゴル語を全く解さない者もいる。モンゴル国外には10万人以上のモンゴル国民が居住(日本国内にも合法・不法合わせ数千人が滞在しているものと推定されている)しており、かれらの母語でもある。
モンゴル諸語のうち、どこまでを「モンゴル語」と呼ぶのか明確な定義はないが、一般的にはモンゴル国や中国の内モンゴル自治区でも話されているものがモンゴル語とされる〔。
==系統==
ブリヤート語オイラト語(カルムイク語)などとともにモンゴル諸語に属する。
モンゴル諸語は、テュルク諸語及びツングース諸語とともに次のような特徴を持つ。
*母音調和がある
*固有語の語頭に流音(r, l)が立たない
*いわゆる膠着語で接尾辞型の言語である
*語順類型はSOVである
*英語の「have」(有する)を直訳できる動詞が存在しない
これらの共通点から、共通の祖語に遡るというアルタイ諸語仮説がかつて唱えられたこともあった。しかしこうした共通点が親縁関係の存在によるものか、隣接することによる相互影響(言語連合)によるものかは不明であり、また基礎語彙間の音韻対応規則が立てられないことなどから、アルタイ諸語説は未だ証明には至っていない。アルタイ諸語仮説支持者の中には、日本語アイヌ語朝鮮語もアルタイ諸語に属すると主張する者もいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モンゴル語」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mongolian language 」があります。



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