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現代歌人協会賞(げんだいかじんきょうかいしょう)は、歌人の職能団体である現代歌人協会が主催する、新人の歌集を対象にした賞。1957年に設立。非公募の新人賞としては最も伝統と権威があるとされ、有名歌人への登竜門とみなされている。 前年に刊行された非会員かつ新人の歌集(第一歌集に限らない)のうち、現代歌人協会員の投票および選考委員の合議によって決定される。受賞者には賞状と賞金20万円ならびに現代歌人協会への入会資格が自動的に与えられる。2015年度の選考委員は小島ゆかり(委員長)、大島史洋、川野里子、木村雅子、外塚喬、東直子、吉川宏志。 ==歴代受賞者と受賞作== *第1回(1957年)遠山光栄 『褐色の実』 *第2回(1958年)田谷鋭 『乳鐘』 *第3回(1959年)塚本邦雄『日本人靈歌』・真鍋美恵子『玻瑠』 *第4回(1960年)長澤一作 『松心火』 *第5回(1961年)該当作なし *第6回(1962年)倉地与年子 『乾燥季』 *第7回(1963年)該当作なし *第8回(1964年)清水房雄 『一去集』 *第9回(1965年)該当作なし *第10回(1966年)足立公平 『飛行絵本』 *第11回(1967年)岡野弘彦 『冬の家族』 *第12回(1968年)該当作なし *第13回(1969年)大内与五郎『極光の下に』・小野茂樹 『羊雲離散』 *第14回(1970年)川島喜代詩 『波動』 *第15回(1971年)佐佐木幸綱 『群黎』 *第16回(1972年)大家増三 『アジアの砂』 *第17回(1973年)該当作なし *第18回(1974年)竹内邦雄 『幻としてわが冬の旅』 *第19回(1975年)該当作なし *第20回(1976年)細川謙三 『楡の下道』 *第21回(1977年)河野裕子 『ひるがほ』 *第22回(1978年)池田純義『黄沙』・三枝昂之 『水の覇権』 *第23回(1979年)小池光 『バルサの翼』 *第24回(1980年)築地正子 『花綵列島』 *第25回(1981年)道浦母都子 『無援の抒情』 *第26回(1982年)時田則雄 『北方論』 *第27回(1983年)沖ななも 『衣裳哲学』 *第28回(1984年)阿木津英 『天の鴉片』 *第29回(1985年)鳥海昭子 『花いちもんめ』 *第30回(1986年)真鍋正男 『雲に紛れず』 *第31回(1987年)坂井修一 『ラビュリントスの日々』 *第32回(1988年)加藤治郎『サニー・サイド・アップ』・俵万智 『サラダ記念日』 *第33回(1989年)米川千嘉子 『夏空の櫂』 *第34回(1990年)辰巳泰子『紅い花』・水原紫苑 『びあんか』 *第35回(1991年)山田富士郎 『アビー・ロードを夢みて』 *第36回(1992年)該当作なし *第37回(1993年)三井修『砂の詩学』・鳴海宥『BARCAROLLE』 *第38回(1994年)谷岡亜紀『臨界』・早川志織 『種の起源』 *第39回(1995年)大滝和子 『銀河を産んだように』 *第40回(1996年)吉川宏志 『青蝉』 *第41回(1997年)該当作なし *第42回(1998年)渡辺松男 『寒気氾濫』 *第43回(1999年)大口玲子 『海量』 *第44回(2000年)該当作なし *第45回(2001年)永田紅 『日輪』 *第46回(2002年)岩井謙一 『光弾』・真中朋久『雨裂』 *第47回(2003年)渡英子『みづを搬ぶ』・島田幸典『no news』 *第48回(2004年)本多稜『蒼の重力』・矢部雅之『友達ニ出会フノハ良イ事』 *第49回(2005年)該当作なし *第50回(2006年)松木秀『5メートルほどの果てしなさ』・日置俊次 『ノートル・ダムの椅子』 *第51回(2007年)棚木恒寿『天の腕』・都築直子 『青層圏』 *第52回(2008年)奥田亡羊『亡羊』 *第53回(2009年)駒田晶子『銀河の水』 *第54回(2010年)野口あや子『くびすじの欠片』・藤島秀憲『二丁目通信』 *第55回(2011年)光森裕樹『鈴を産むひばり』 *第56回(2012年)柳澤美晴『一匙の海』 *第57回(2013年)内山晶太『窓、その他』・山田航『さよならバグ・チルドレン』〔- 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト 〕 *第58回(2014年)大森静佳『てのひらを燃やす』 *第59回(2015年)服部真里子『行け広野へと』 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「現代歌人協会賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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