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現代短歌新人賞(げんだいたんかしんじんしょう)は、日本の短歌の賞。主催はさいたま市とさいたま市教育委員会。後援は文化庁・埼玉県・埼玉県教育委員会。協賛は文化出版局「ミセス」編集部。 埼玉県在住だった代表的女性歌人・大西民子を顕彰し、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰し、新人芸術家の発掘および支援を行うことを通じて、市民の文学活動の充実と日本現代短歌界の振興を目的に2000年に設立された。 毎年10月1日から翌年の9月30日までの間に刊行された、原則として第一歌集に贈られる。なお「第一歌集」は原則であって、第二、第三歌集が必ずしも対象外という趣旨ではない。 なお、同賞は埼玉県在住だった代表的女性歌人・大西民子を顕彰するために設立されたという経緯、「ミセス」編集部が協賛しているという事情もあり、慣例として例外なく女性歌人の歌集に贈られている。建前上、性別による縛りはなく、男性歌人の歌集が候補になった事はあるが、これまで16回とも受賞者が女性ということは統計学的には偶然でありえず、恣意的な性別の選択がされていると思われる。最高の新人歌集を出す確率の男女比が50%ずつだとすれば、16回中16回とも女性が受賞する確率は0.0015%(0.0000152587890625)であり、99.9985%(0.9999847412109375)偶然では有り得ない。また、同じ年の現代歌人協会賞や日本歌人クラブ新人賞といった歌集に与えられる他の新人賞の受賞者には男性も女性並みにいることから、16回とも最高の新人歌集が偶々全て女性歌人のものであったという言訳は成立しない。 選考は、歌人約180名に対するアンケートの結果多くの推薦を受けた歌集および選考委員が推薦する歌集をあわせ、選考委員の合議によって決定される。 受賞者には正賞として賞状、副賞として賞金50万円、さいたま市と文化出版局から記念品が贈呈される。 2014年度の選考委員は中村稔、馬場あき子、篠弘、小池光、栗木京子の5人。授賞式は毎年3月にさいたま市内で開催される。 ==過去の受賞作== *第1回(2000年) 梅内美華子『若月祭』(雁書館) *第2回(2001年) 小守有里『こいびと』(雁書館) *第3回(2002年) 渡英子『みづを搬ぶ』(本阿弥書店) *第4回(2003年) 松本典子『いびつな果実』(角川書店) *第5回(2004年) 河野美砂子『無言歌』(砂子屋書房) *第6回(2005年) 後藤由紀恵『冷えゆく耳』(ながらみ書房) *第7回(2006年) 松村由利子『鳥女』(本阿弥書店) *第8回(2007年) 小島なお『乱反射』(角川書店) *第9回(2008年) 澤村斉美『夏鴉』(砂子屋書房) *第10回(2009年) 浦河奈々『マトリョーシカ』(短歌研究社) *第11回(2010年) 遠藤由季『アシンメトリー』(短歌研究社) *第12回(2011年) 柳澤美晴『一匙の海』(本阿弥書店) *第13回(2012年) 高木佳子『青雨記』(いりの舎) *第14回(2013年) 山崎聡子『手のひらの花火』(短歌研究社)〔(平成25年12月19日記者発表)「第14回現代短歌新人賞」授賞歌集が決定しました |さいたま市 〕 *第15回(2014年) 富田睦子『さやの響き』(本阿弥書店)〔(平成26年12月25日記者発表)「第15回現代短歌新人賞」授賞歌集が決定しました |さいたま市 〕 *第16回(2015年) 尾崎朗子『タイガーリリー』(ながらみ書房) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「現代短歌新人賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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