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『球世主!!』(きゅうせいしゅ)は、ましま蒼樹原作・はたのさとし作画の野球漫画。『漫画アクション』2012年2月21日号より2013年7月2日号まで連載された。単行本は全3巻。千葉県流山市を舞台に日本のプロ野球界に新風を吹き込むべく、地域密着型・独立採算制の弱小球団のもとに集った人々の姿を描く。 物語の舞台である流山市は市を挙げて本作を応援しており、流山市生涯学習センターでは2012年10月13日から10月27日まで「球世主!!」展が開催された。〔 ぐるっと流山「球世主!!」展 2015年5月20日閲覧〕 == あらすじ == 毎年、成績が低迷し、日本のプロ野球界でもお荷物扱いされているカミジョーファルコンズの二軍選手の前に花坂陽馬と名乗る男が現れる。花坂は、カミジョーファルコンズが低迷から脱するためにアメリカから招いたジョセフ・ゴードン監督によって二軍監督に任命されたと選手たちに告げ、彼らを挑発する。やがて、花坂は監督としての自分の力量を示すため、花坂の二軍監督就任に異議を唱える前二軍監督・梶山猛と紅白戦を組み、一軍と二軍を行ったり来たりする「一軍半」の選手を梶山に託し、自らは万年二軍の選手たちだけで梶山との試合に挑む。試合開始後も軽薄な言動を繰り返す花坂に選手たちは当初は反発するが、次第に花坂が二軍選手の情報を正確に把握し、彼らに適切なアドバイスを述べていることに気づく。花坂のアドバイスによって短時間で才能を発揮させた万年二軍の選手たちは一軍半の選手と互角の試合を展開し、万年二軍の選手たちの意気はいやがうえにも上がっていった。しかし、紅白戦終了後、カミジョーファルコンズの二軍は廃止され、宮崎での秋季キャンプへの参加を許された選手を除いて、二軍の選手は流山のスタジアムに放置されてしまう。 茫然自失になる二軍選手たちの前に再び顔を出した花坂は地域密着型・独立採算制の新球団・流山イエローチックスの創設を宣言する。花坂と梶山以外のスタッフがおらず、何でも自分たちでおこなわなくてはいけないイエローチックスの運営に選手たちは不満を募らせるが、次第に地域住民との交流が増え、選手と地域住民は打ち解けていく。ようやく球団の運営が軌道になり始めた頃、花坂は朝売大王軍がメジャーリーグへの移籍を計画しているという情報を掴む。花坂はその情報をすっぱ抜くと同時に、朝売大王軍移籍後、イエローチックスが1軍の球団に名乗りを挙げると宣言した上で、プロ野球球団設立の条件緩和などの改革案を日本のプロ野球界に突きつけていく。 なお、チックスはひよこの意味。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「球世主!!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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