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球面収差(''Spherical aberration'' )は、点を光源とする光線が光学系を通った後、焦点1点に収束せず前後にばらつく収差をいう〔『天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編』pp.161-202「対物レンズ」。〕〔『天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編』pp.91-110「収差とその対策」。〕〔『ニコンの世界第6版』pp.250-255「ニッコールレンズ用語辞典」。〕。 コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差と並んでザイデル収差の一つである〔〔。 この収差があると画面全体が不鮮明になる〔。視界の中心にも影響を与えるため、望遠鏡の分解能を阻害する最大の要因である〔〔。 写真に使う軟焦点レンズでは意図的にこれを残し印象的な像を得るのに利用している。 == 解決手段 == 光路長一定の原則を満たすと球面収差は完全に除去される〔〔。 絞ると減少するが、球面収差が大きい場合、絞りにより焦点が移動することがある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「球面収差」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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