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琉球リカちゃん(りゅうきゅうリカちゃん)は、玩具メーカータカラが発売するリカちゃんの、ご当地バージョンとして初めて発売されたモデル。 ==商品概要== 1999年、沖縄限定モデルとして発売された、ご当地限定リカちゃん。 1998年、沖縄県の玩具店バナナフレーバースが、「沖縄の新しいお土産物を」と企画した試作品が地元新聞社に載ったところ、ジェイティービー沖縄から市販化を持ちかけられて、那覇空港新国内線ターミナル開業記念として99年5月に発売になった。市販版のパート1、パート2の企画・構成をバナナフレーバースが担当し、ジェイティービー沖縄がタカラ(現タカラトミー)への渉外交渉・販売を担当した。 当時、こういうお土産としてのリカちゃんの企画・販売は例が無く、交渉は難航した。また紅型と花笠を制作する沖縄県の琉球人形職人達が高齢の為、衣装の生産が遅れ、本製品の販売までのプロセスの中で最も困難だったと担当者が語っている。 衣装である沖縄県の伝統的な紅型と花笠は、沖縄県在住の熟練琉球人形職人の手により製作され、福島県のリカちゃんキャッスルに送られて人形の素体に着せられて、再び沖縄県に送られてジェイティービー沖縄から販売された。流行の絶頂だったドールブームの追い風もあり、発売後すぐに完売となり、衣装や付属品、箱や髪型などが異なるパート2がリリースされた。当時ご当地限定玩具はまだ認知されていなかったが、琉球リカちゃんの爆発的なヒットを受けて全国でご当地リカちゃんが発売される事になった。また、琉球リカちゃん人形(1/6ドール)とは別に、姉妹品の琉球リカちゃんキーホルダーや、ストラップも追って発売され、これは35万個も売れるメガヒットとなる。その後、東京おもちゃショーのタカラのブースではご当地リカちゃんの展示が定番化され、商談日には特注の案内が配布されるようになった。現在までに北海道から九州、沖縄まで数十種類のご当地リカちゃん(主にリカちゃんキーホルダー)が各地で発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「琉球リカちゃん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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