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琴古主[ことふるぬし]
琴古主(ことふるぬし)は、鳥山石燕による妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪の一つで、琴の妖怪。 == 概要 == 破損した箏(こと)に目や口が生え、ざんばら髪のようになった糸(絃)をもった姿で描かれている。石燕による解説文には「八橋とかいへる瞽しゃのしらべをあらためしより つくし琴は名のみにしてその音いろをきき知れる人さへまれなれば そのうらみをしらせんとてか かかる姿をあらはしけん」とあり、箏曲につかわれる筑紫箏(つくしごと)が変化して妖怪となったものであるとしている。『徒然草』16段には「常に聞きたきは琵琶和琴」という文があり、石燕はそこからの発想でこの妖怪を描いたと考えられている。 室町時代の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』に描かれている琴の妖怪に引っ張られている琴の妖怪がモデルになって描かれたと考えられており、琴古主と同じ見開きには琵琶牧々が掲載されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「琴古主」の詳細全文を読む
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