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琴錦登 : ウィキペディア日本語版
琴錦登[ことにしき のぼる]

琴錦登(ことにしき のぼる、本名:藤村登、1922年3月7日 - 1974年7月14日 )は、香川県観音寺市出身で二所ノ関部屋所属の大相撲力士。身長177cm、120kg。得意手は右四つ、寄り、とったり。最高位は東小結。現役引退後は佐渡ヶ嶽部屋を興し、横綱琴櫻たちを育てた。
==来歴==
1938年1月場所初土俵1944年11月場所で新入幕してから1955年5月場所の引退まで幕内に連続31場所在位する。師匠玉錦譲りの速攻が身上で大物食いで知られ、時には立合いからとったりの奇襲を見せたりし、横綱千代の山を大の得意とし通算7勝8敗と互角に闘った。
1946年6月11戦全勝優勝。本場所ではない(準場所だった)ので公式に優勝力士として認定されてはいないが、番付に影響しないこと以外は本場所と同列に扱われたので力士は本場所同様の真剣勝負を行なっており、その中での全勝は評価され名小結と呼ばれている。
引退後は、年寄佐渡ヶ嶽を襲名して二所ノ関部屋で後進の指導にあたるが、1955年9月、佐渡ヶ嶽部屋を興し、独立時の弟子から大関琴ヶ濱、直弟子から横綱琴櫻関脇長谷川らを育てた。自身の独立に際し苦労したが弟子の琴櫻が独立の意思を持っていると知った際は猛反対、内弟子を見つけると強引に自分の部屋に入門させたりもした(その中には後の大関琴風がいた)〔石井代蔵『大相撲親方列伝』(文春文庫)〕。
四股名の中にあるは琴錦の地元にある琴弾八幡宮に由来する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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