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環濠集落 : ウィキペディア日本語版
環濠集落[かんごうしゅうらく]
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環濠集落(かんごうしゅうらく、)とは、周囲にをめぐらせた集落(ムラ)のこと。水稲農耕とともに大陸からもたらされた新しい集落の境界施設と考えられている。
水堀をめぐらせた場合に環濠と書き、空堀をめぐらせた場合に環壕と書いて区別することがある。
== ルーツ ==
「環濠」と「環壕」のルーツはそれぞれ、長江中流域と南モンゴル興隆窪文化)であると考えられており、日本列島では、弥生時代中世にかけて各地で作られた。
長江中流域では、今から約8000年前の環濠集落が、湖南省リーヤン平原にある彭頭山遺跡で発見されている。この環濠集落の直径が約200メートルで、西側が自然河川に繋がっており、北側と東側、南側には、幅約20メートルの濠が巡っているらしい。充分な発掘調査はまだであるが、水田稲作農耕の遺跡である。
内蒙古自治区赤峰市にある興隆窪遺跡から、約8200~7400年前の環濠集落が見つかっている。この集落は、長軸183メートル、短軸166メートルの平面形が楕円形に巡る溝によって囲まれている。溝の幅は約1.5~2メートルあり、深さは約1メートルほどである。環濠の内側から約100棟の竪穴式住居が発見されている。この集落の生業はアワなどを栽培する畑作農業である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「環濠集落」の詳細全文を読む



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