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瓶ヶ森[かめがもり]
瓶ヶ森(かめがもり)は、四国山地西部の石鎚山脈に属する山である。標高1,897m〔GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は1,896m。〕。日本三百名山および四国百名山の一つに数えられる〔荒井魏『日本三百名山』毎日新聞社編、1997年〕〔『四国百名山』山と溪谷社、2000年〕。愛媛県第三の高峰で、四国でも二ノ森 (1,929m) 次いで5位、西日本でも八経ヶ岳に次いで7位となる。瓶ヶ森の名称は山頂西側の湧水のたまる瓶壺(かめつぼ)に由来する〔足利武三、吉田昭市、瀬尾央『新版・空撮登山ガイド 四国・九州の山々』山と溪谷社、1996年〕。 == 概要 == 瓶ヶ森を含む石鎚山脈一帯は石鎚国定公園に指定されている。愛媛県と高知県の県境からやや北側に外れた位置にある山頂には二等三角点「亀ケ森」 (1,896.22m) が設置されている〔国土地理院 基準点成果等閲覧サービス 〕。最高峰は女山(めやま)とも呼ばれ、そこから南側になだらかな稜線をたどると男山(おやま)山頂がある。南東側に対峙する岩峰の子持権現山 (1,677m) と共に古来より石鎚信仰の対象とされ、山頂には蔵王権現、男山山頂には石土古権現の祠が祀られる。石鎚山、笹ヶ峰と共に伊予の三名山とされる。 山頂からは西側のウラジロモミおよびその白骨林の点在する氷見二千石原(ひみにせんごくばら)の向こうに石鎚山、北側に瀬戸内海、南側に幾重にも重なる四国山地の山々とその向こうに土佐湾を望むことができる。氷見二千石原は隆起準平原の残留物と見られる西側に傾斜した笹原の平坦地で、藩政時代に二千石の石高であった山麓の西条氷見のように広いことから名付けられた〔『角川日本地名大辞典』角川書店、1981年〕〔愛媛大学山岳会『愛媛の山と渓谷』愛媛文化双書、1985年〕。 瓶ヶ森は吉野川の源流域にあたり、直下の瓶ヶ森林道沿いに吉野川源流の碑がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「瓶ヶ森」の詳細全文を読む
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