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甑山[こしきやま]
甑山(こしきやま)は、秋田県由利本荘市と山形県真室川町にまたがる山である。東北百名山に選ばれている。山形県の加無山県立自然公園内にある。 == 概要 == 甑山は、秋田と山形県境にまたがる丁岳山地の東端部に位置している。江戸時代に矢島藩、本荘藩、亀田藩の各藩が交通の要衝としていた矢島街道(殿様街道)・甑峠のすぐ南方に位置している。甑峠は各藩主が参勤交代の折に往来していた。山域全体が急峻な岩場を抱いた2つの岩峰の男甑(おこしき)、女甑(めこしき)からなっている。両山の鞍部は甑コルと言われていて、この甑コルを通じて両山に登ることができる。 男甑山頂には二等三角点があり標高は981.3m、東南面の谷は峻険なスラブ状の岸壁をなしており、その先に男甑のシンボルである烏帽子岩が立っている。女甑山頂は標高974mで、男甑の方がやや標高が高い。ともに周囲の展望はきわめて良好である。 甑とは米を蒸す木桶のことで、山の形から名付けられたと考えられる。また、男甑にはシンボルとなる烏帽子岩があり、女甑には女陰のごとき「赤穴」があり、男女の名の根拠となっている。赤穴は現在は樹木に覆われ見えなくなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「甑山」の詳細全文を読む
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