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生き埋め(いきうめ)とは、動物(ヒトを含む)が生きたままで土中などに埋没すること、あるいは、人為的に埋没させられることを言う。 == 生き埋め(通俗) == 一般用語としては、人間と動物の別にかかわらず、災害(自然災害〔一例として、山崩れによる帰雲城の埋没(城主一族は生き埋めにより全滅)。〕、人災)、事故、人為(通常的行為、宗教的行為、犯罪的行為)によって、生きたまま自力で脱出できない深さまで土中などに埋まってしまうこと、埋められてしまうことを指して生き埋めと言う。 「埋没」と呼べる深さにまで埋まって初めて「生き埋め」であり、自力で脱出できる深さや状態ではそのように呼ばない。また、呼吸も困難なほど深い埋没だけでなく、首から上を外に出した状態でも「生き埋め」と呼ぶのであり、したがって、この語・この表現の段階で生死は問わない〔 〕。生き埋め状態がただちに生死に関わるわけでもないし、生死に関わる場合でもそこから救出されれば生、それが叶わない場合が死である〔。 土中、土砂中に埋没することを指す場合が多いが、元より、「埋没してしまうような環境中に生きたままで埋没する」ことが「生き埋め」であって、古代の動物や古代人がタールピット〔アメリカ合衆国のロサンゼルス市内に残るランチョ・ラ・ブレアのタールピットが地質学上で最も有名。〕や伝説的な底なし沼〔古代エジプトの兵士が軍団ごと消えたとされるセルボニス沼(英語名:Serbonia)が有名。〕に呑み込まれて落命したのもそれであるし、近現代の例で言えば、ミキサー車の中や工事現場にある生コンクリートの海とか、工場内の小麦粉やテレビ番組の撮影用に細かくされた発泡スチロールなどといった粉粒体の山、この種の埋没しやすい物の中に落ちて生き埋め状態になったという話を見聞きすることは大して珍しくもない。 また、埋没させる物に直接触れない状況下での生き埋めもある。長くは生存し得ない閉鎖空間内に被害者がいる状況で、空間ごと埋まってしまう場合も、生き埋めと言う。逃げ込んだ場所がその空間を保ったまま周囲ごと埋まってしまうことは、動物たちが生きる山野でも起こり得る事態であるが、施設や乗り物を始めとする閉鎖空間であふれかえっている現代都市社会ともなると頻繁に起こる状況である。加えて、後述する犯罪と刑罰の分野ではあるが、閉鎖空間内に被害者を閉じ込め、その空間ごと埋めてしまうという行為も生き埋めである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「生き埋め」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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