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生存曲線 : ウィキペディア日本語版
生存曲線[せいぞんきょくせん]

生存曲線とは、ある種の生物生活史において、時間経過に従って個体数がどのように減ってゆくかをグラフに表示したものである。生活史の段階により死亡率の違いを示す。
== 基本的概念 ==
生物は種によって生きられる時間的限界があるものと考えられ、これを生理的寿命という。しかし野外においてはこれを全うできるものはごく少なく、それ以前に多くが死亡する。その死亡は生活史の様々な段階で生じる。これにはその種の齢別の死亡率の問題である〔伊藤(1978),p.42〕。
これを具体的に示し、比較検討する方法として生命表(life table)があり、それをグラフ化したものが生存曲線(survivorship curve)である。生命表は元来は人口統計学の分野のものであり、保険事業に関わって17世紀末に作られたもので、これを生物一般に適用したのは個体群生態学の祖の一人であるパールに遡る。動物の野外個体群において生命表を得ることは1960年代以降に広く行われるようになり、生存曲線の研究もこれらに並行して進んだ〔伊藤(1978),p.42〕。
生存曲線にはその種の生活史戦略の一面が現れるものであり、往々に三つの型を区別する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「生存曲線」の詳細全文を読む



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