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産卵管[さんらんかん]
産卵管(さんらんかん、ovipositor)は、昆虫などの雌が腹端に有する生殖器のこと。輸卵管を中心とした産卵のための突起である。昆虫類の他にも、二枚貝の鰓に産卵するタナゴ類(魚類)などは産卵管と呼ばれる器官を持つ。 == 概要 == 産卵の際、卵を土中や植物の組織内などに埋めこむための構造である。腹節に発達した管状の突起物で、大きさや形状も様々である。そのため、トンボ目やカゲロウ目の昆虫等では同定のための重要な特徴とされることもある。つねに外部に露出しているものもあり、昆虫類の場合はその形状から「剣」という俗称もある。 形態は様々であるが、土の中に産卵するものは長くまっすぐなものが多く、植物の茎に産卵するものは短く曲がっているものが多い。なお、バッタ類は明確な産卵管を持たないが、腹部が長いので、比較的深くに産卵することができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「産卵管」の詳細全文を読む
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