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田中素香[たなか そこう]
田中 素香(たなか そこう、1945年 - )は日本の経済学者。専門は国際金融論、経済統合論、ヨーロッパ経済論〔〔。欧州危機や欧州統合の研究で知られており、ユーロ研究の権威〔佐賀大学の楊枝嗣朗は 「」() p. 31 にて田中をユーロ研究の権威として紹介し、以降のページで彼の定義や考えを考察している〕、ヨーロッパ経済研究の第一人者と言われる〔。 2010年の欧州危機当時、世界の経済・金融学者の間でユーロ崩壊論やギリシャのユーロ離脱が盛んに囁かれていたのに対し、田中はユーロ崩壊や解体は欧州自身にとっても得策でないため、現実的でないと述べていた〔。また、ギリシャに対しても、ドイツは懲罰主義を貫くべきではないと主張した〔田中素香(2012) 「」 国際問題、No. 611、p. 36。〕。結果的に、2014年現在でユーロは崩壊しておらず、ギリシャもユーロ離脱を免れている。しかし、一方で田中はユーロが孕む構造的な問題は手付かずのままという指摘もしている〔。 1967年に九州大学工学部電子工学科卒業ののち、1969年に九州大学経済学部を卒業。さらに1971年に九州大学大学院経済学研究科修士課程を修了。1971年4月に九州大学大学院経済学研究科博士課程中退。同じく1971年4月に九州大学経済学部助手となる〔。下関市立大学経済学部講師、助教授を務めたのち、東北大学経済学部助教授に就任〔。1983年に九州大学より経済学博士を取得〔〔。1986年に東北大学教授に就任、また1999年からは東北大学大学院教授を務める〔。2004年から中央大学経済学部教授〔。2008年10月より日本国際経済学会顧問を務める〔。2006年10月から2008年10月にかけて、日本国際経済学会の会長を務めた〔。日本証券経済学会、信用理論研究学会、日本EU学会、日本国際経済学会に所属している〔。また、1996年から1997年にかけて経済企画庁ASEM研究会専門委員を務めた〔。 その他、書籍や学術書の翻訳も手がけている。 == 主な受賞歴 ==
* 2001年7月 Jean Monnet Chair Professor(欧州委員会)〔 - 授賞理由:EC統合に関する研究・教育への著しい貢献
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田中素香」の詳細全文を読む
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