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田中 茂範(たなか しげのり、1953年 - )は、日本の応用言語学者。慶應義塾大学環境情報学部教授、同大学大学院メディア・政策研究科委員。教育学博士。 == 人物・来歴 == 岡山県出身。コロンビア大学大学院博士課程修了。 研究領域は認知意味論、英語教育、コミュニケーション論で、実践のための理論構築とその応用としての教材開発などに力を注いでいる。認知言語学を英語教育に取り入れ、イディオムや文法事項などの意味の中心的概念(コア)からの英語学習法を生み出す。コミュニケーション論と意味論に関するものとして『コトバの意味づけ論』『意味づけ論の展開』の2冊の大著(深谷昌弘との共著)がある。英語教育の理論的背景として、『幼児から成人まで一貫した英語教育のための枠組み』があり、理論と実践の両面で活躍中。認知意味論、言語習得に関する論文も多数発表している。 また、その研究成果・理論をより多くの人々に提供するために、英語学習サイトの「ココネ」における言語習得メソッドを監修している。 2006年4月から新感覚☆キーワードで英会話(NHK教育)の講師としても出演し、後番組である2007年4月から始まる新感覚☆わかる使える英文法の講師も引き続き務める。その成果を『文法がわかれば英語はわかる』『そうだったのか★英文法』などとして出版。 ベネッセの小学生向け英語学習教材のBE-GOやテレビ東京の「Hello 毎日かあさん」、NHK「英語グランドデザインプロジェクト」の監修を務める。『Eゲイト英和辞典(ベネッセ/2003年)』という言葉の意味の中心的概念(コア)を明らかにし、言葉の意味を概念として把握できる画期的な辞書の代表編者も務める。そのほかJICAでの語学研修も語学諮問委員として長年に亘り担当。 コスモピア出版から『そうだったのか英文法(講義1)』『パワー基本語:基本動詞編(講義2)』『パワー基本語:前置詞・句動詞編(講義3)』『パワー基本語:トレーニング1000(講義4)』『語彙を増やす:英単語ネットワーク(講義5)』『これなら話せる:チャンク英会話(講義6)』を刊行。 * 1977年 - テンプル大学リベラルアーツ学部アメリカ研究学科卒業 * 1980年 - コロンビア大学修士課程(応用言語学専攻)修了 * 1983年 - コロンビア大学博士課程(応用言語学専攻)修了、教育学博士 * 1984年 - 茨城大学教養部専任講師 * 1985年 - 茨城大学教養部助教授 * 1990年 - 慶應義塾大学環境情報学部助教授 * 1996年 - 慶應義塾大学環境情報学部教授 * 1997年 - 第30回市河三喜賞を受賞 * 2010年 - 義塾賞(慶應義塾大学)を受賞 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田中茂範」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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