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田宮裕[たみや ひろし] 田宮 裕(たみや ひろし、1933年1月10日 - 1999年1月12日)は、日本の法学者。東京大学法学部卒業。北海道大学助教授、立教大学教授、亜細亜大学教授、司法試験第二次試験考査委員(1998年まで)を歴任。 == 人物 == 専門は刑法、刑事訴訟法、少年法。東大助手時代は団藤重光、平野龍一の指導を受けた。 田宮は、研究者としてだけではなく、教育者としても評価が高く、それは、「判例は法そのものを構成する要素であり、学説とは質的に違う。」として判例と単なる学説を峻別して、学生に判例学習の重要性を強調し〔「クラスルーム刑事訴訟法 刑事訴訟法における判例と学説」(法学教室1986年11月号)〕、自著においても、判例・通説(通説・判例ではなく)の紹介を先行させて、自説は見えるか見えないかという程度に述べるという「かくれんぼ刑訴」という表現にも表れている。かかる立場から、田宮は「高邁かもしれないがしょせんは独自としかいいようがない学説を、読者の受信能力も考えずに一方的にご託宣のたまうようでは、無意味なだけでなく、相手が初学者である場合は、情報がゆがんで届く可能性があり、有害」と述べている〔上掲『刑事訴訟法』のはしがき〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田宮裕」の詳細全文を読む
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