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田市[でん ふつ]
田 芾(でん ふつ、? - 紀元前206年)は、秦末前漢初期の斉の国王。田儋の子。『史記』「田儋列伝」に記述がある。 == 経歴 == 秦末期の騒乱で自立して斉王となった父が、紀元前208年に魏王咎の援軍に赴いた際に章邯の秦軍に敗れて殺されると、新しい斉王に田仮(斉王建の弟)がなった。しかし、従父の田栄はこれを認めず、田仮を楚に追放し、従子の田芾を斉王に擁立した。秦滅亡後、項羽により諸侯王が定められた際、斉は3つに分割され、田芾は膠東王に封じられた。しかし項羽に恨みを持つ田栄は斉王に封じられた田都を楚に追放して田芾を再度擁立しようとしたが、田芾は項羽を恐れて封地の膠東に赴いた。これを知った田栄は激怒して田芾を追撃し、即墨で田芾は殺害された〔『史記の事典』538頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田市」の詳細全文を読む
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