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田螺長者[たにしちょうじゃ]
田螺長者(たにしちょうじゃ)は、日本の伽話の一つ。別題は田螺息子(たにしむすこ)。来歴は不明。 == あらすじ == 子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう村はずれの観音様に祈ると、老婆に子供ができた。しかし、生まれた子供は人間ではなく田螺だった。それでも老夫婦は観音様からの授かりものとして、大切に育てることにした。 ある日、ふとしたきっかけで、馬の耳元(あるいは耳の中)から馬に囁くことで、自在に馬を操る才能があることが分かり、以後馬による荷運びを手伝うようになる。そのことが評判になり村の庄屋が話を聞き知るようになった。 庄屋は田螺の出自を知ると、観音様のご利益にあやかりたいと思い、田螺と自分の娘を夫婦にする。信心深い娘は、田螺との結婚を嫌がることもなく、円満に暮らし始める。 その後、ある夏祭りの日に夫婦で観音様にお参りに行った帰りに、烏に襲われる。その弾みで殻が割れてしまうが、中から普通の大きさの人間の男になった(元)田螺が現れる。それから(元田螺)夫婦と老夫婦は末永く幸せに暮らしたという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田螺長者」の詳細全文を読む
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