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田部重治[たなべ じゅうじ] 田部 重治(たなべ じゅうじ、1884年(明治17年)8月4日〔田部、303-304頁〕 - 1972年(昭和47年)9月22日)は、日本の英文学者・登山家である。 == 生涯 == 富山県富山市長江(旧:富山県上新川郡山室村)生まれ〔。旧姓は南日〔で、長兄に英語教育者の南日恒太郎、次兄に英文学者の田部隆次がいる。 東京帝国大学英文科卒〔。在学中に木暮理太郎と知り合い、山への関心を深める。大学卒業後、海軍経理学校、東洋大学、法政大学などで講義をする〔田部、306頁〕。研究対象は19世紀の英文学で、ウォルター・ペイター、ウィリアム・ワーズワースなどを研究した〔。 登山家として日本アルプス、秩父山地を歩き、1919年(大正8年)に『日本アルプスと秩父巡礼』を刊行、1930年(昭和5年)に『山と渓谷』として出版される。日本アルプスを偉大な山として、秩父山地を緑の渓谷美としてその魅力を表現した。 また「只今のところ日本アルプスという名称によって総括されている山脈を概括的にあらわすべき適当な名称が無く、かつ今俄かに適当なる名称を創造することも出来ない為め」日本アルプスという名称を使う、として、アルプスという表現を日本の山にあてはめるのに抵抗を示している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田部重治」の詳細全文を読む
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