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甲冑師[かっちゅうし]
甲冑師(かっちゅうし)とは、甲冑を製作する職人(工人)をいう。具足師(ぐそくし)ともいい、『七十一番職人歌合』では、「鎧細工(よろいざいく)」とも記されている。この他、鎧師・鎧作り・具足細工といった呼称も用いられている。『七十一番職人歌合』の絵には、射向袖(いむけのそで・肩を守る小札)を吊るし、韋緒(かわお)で綴(と)じる様子が描かれている〔油売り、番匠(大工)、紙すきなどの職人達が烏帽子をかぶっている中、鎧細工は腰刀を所持しているものの、烏帽子は描かれず、かつ、髷もない。この事からも、『職人歌合』が成立した時代では、決して高い地位にあったわけではなく、当時の世間的認識としては、烏帽子をかぶった職人絵の方が地位は上である(防具としての武具は、生活必需品ではない為)。〕。西洋甲冑を製作する甲冑師は、日本では西洋甲冑師と呼称される〔西洋甲冑師三浦權利公式サイトを参照。〕。 == 日本における甲冑様式の流れ ==
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