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甲府電車軌道 : ウィキペディア日本語版
山梨交通電車線[やまなしこうつうでんしゃせん]

警察署前以南のキロ程は
1953年の経路変更以後の値
変更以前は0.1km長い
山梨交通電車線(やまなしこうつうでんしゃせん)は、山梨県甲府市甲府駅前駅から同県南巨摩郡増穂町(現・富士川町)の甲斐青柳駅までを結んでいた山梨交通の鉄道路線である。地元では親しみを込めて「ボロ電」とも呼ばれていた〔社史『山梨交通60年史〜甲府盆地の暮らしとともに』によれば、かつて存在した山梨馬車鉄道も「ガタ馬車」と呼ばれていたという。社史の中では、これらの表現は甲州地方の地元民独特の、親しみを込めた表現と推測している。〕。
== 概要 ==
国鉄甲府駅の駅前広場にあった甲府駅前駅から併用軌道で市内中心部を抜けた後、市街地南西端の荒川橋で荒川を越えて専用軌道に入り、そこから峡西地域の平坦部を逆L字形に走り抜けて増穂町の中心部にある甲斐青柳駅に至っていた郊外型路面電車であった。
全線20.2kmを所要時間55分程で走り、30分間隔で運行した。終点甲斐青柳駅からは鰍沢口駅までのバスの便もあり、最盛期には年間に200万から300万の利用客の足となった。しかし戦後は急速に衰微し、1962年に廃止に追い込まれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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