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甲陽学院中学校・高等学校(こうようがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、兵庫県西宮市に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。高等学校においては生徒を募集しない完全中高一貫校〔『中学受験 名門中学の子どもたちは学校で何を学んでいるのか 東西難関12校の教育力』(おおたとしまさ著、ダイヤモンド社、2012年12月1日発行)の「第9章 甲陽学院中学校・高等学校」のうち「2009年完全中高一貫校化。中高でのメリハリが特徴。」(P.307) による。〕。中高一貫制であるが、中学校と高等学校の所在地は異なっている。学校法人辰馬育英会(白鹿グループ)が運営する男子校である。 == 概要 == 阪神地区の女子教育で定評のある教育者伊賀駒吉郎らが「自由な私学」を求め、甲子園の地に『甲陽十二訓』を掲げ1917年(大正6年)「私立甲陽中学」を創立。当時の甲子園は自然環境に恵まれ、球場もできる前であり、枝川が近くを流れていた。 第一次世界大戦後の不況により経営が困難に陥り、1920年(大正9年)3月、辰馬吉左衛門が私財を投じて経営を引き受け、財団法人辰馬学院を設立して中学令に基づく中学校を発足。教育に関しては一切を歴代の校長に任せた。 辰馬家は日本酒「白鹿」などの酒造オーナーとしてだけでなく、損害保険や海運業といった各業種の文化事業家でもあり、そうしたブルジョワジーの風土を持つ。 賢明な経営手腕の下、天賦の才能を啓発し、「明朗・溌溂・無邪気」の下、気品高く、教養豊かな有為な人材を養成することを目的とする校風が自主的に育まれた。 イギリスのイートン・カレッジを理想としている。大学は設置せず、全員が志望大学に進めることに力を注ぐ。 アカデミックな校風だが、戦前はむしろ体育が盛んであったという〔http://www.koyogakuin-oba.jp/report/pdf/koyo19.pdf〕(1923年(大正12年)、甲子園で優勝している)。時代の要請を見据え、思考力を持ち、自由な発想で、規律ある人材を育成している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「甲陽学院中学校・高等学校」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Koyo Gakuin High School 」があります。 スポンサード リンク
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