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男木島(おぎじま)は、瀬戸内海にある島。香川県高松市男木町に属する。また、男木島は「雄」、女木島は「雌」をさし、両者で雌雄島(しゆうじま)を成す〔髙松市史編修室 編『新修 髙松市史 Ⅰ』高松市、1964年、675頁。〕。 == 概要 == 高松港の北々東約7.5kmの海上にあり、東西約1.1km・南北約1.8kmの楕円形の島である。また、男木港の南々西約4kmに女木港があり、男木島の南端と女木島の北端は約1kmである。島の周囲(海岸線)は4.7kmで、最高点のコミ山は212.8m〔電子国土基本図(地図情報)・地名集日本2007(地名に関する情報) ー国土地理院〕である。 島の人口は180人で世帯数は115世帯、過疎化の進んだ状態である〔国勢調査、昭和25年(1950)の雌雄村の人口は2139人。平成27年(2015)10月の男木町と女木町の合算人口は355人である。〕。面積は1.38k㎡の〔香川県の しまっぷ ー第六管区海上保安本部〕小島で、可住面積が少なく集落の人口密度は高い。 島内の各所に多島海が眺められる展望景観を有し、1934年(昭和9年)3月16日に国立公園として初の〔雲仙国立公園および霧島国立公園と同時指定。〕、瀬戸内海国立公園に指定された〔瀬戸内海国立公園 ー環境省〕。 男木島は、ほとんどが山地で耕地が少なく、耕地の大部分は段々畑である。そのため、集落は男木港周辺の山の斜面に密集し、主漁従農の島である。かっては、牛を飼育し、春秋の農繁期に「借耕牛」として髙松方面に貸し出し、対価に米を得る家庭も多かった〔角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典37 香川県』角川書店、1985年9月、189頁。〕。 多島海の眺望に加え、急勾配の斜面に建つ家屋と街路は、男木島独特の景観である〔香川県の歴史散歩編集委員会『香川県の歴史散歩』山川出版社、2013年、293頁。〕。そして、男木島灯台〔男木島灯台(高松海上保安部) ー海上保安庁〕・大井海水浴場・男木島水仙郷などで観光客を集める。近年は瀬戸内国際芸術祭とともに、過去開催の恒久作品の鑑賞に多くの方が訪れている。 男木島の読みは、「おぎしま」と「おぎじま」の2通りがみられるが、国土地理院と海上保安庁〔が定めた「おぎじま」とする〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「男木島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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