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番勝負 : ウィキペディア日本語版
番勝負[ばんしょうぶ]
番勝負(ばんしょうぶ)は、主として、囲碁将棋棋戦などにおいて、同じ2名の対局者が複数回の対局を行い、勝数が多い方を優勝者等とする仕組みを指す言葉である。「番」は対局の局数(回数)を意味する助数詞であり、本来は「七番勝負」のように漢数字を冠して表記するが、様々な番数の勝負の総称として「番勝負」と言う。囲碁では「番碁」(ばんご)という言葉を使うことも多い。
==形態==
番勝負には、次のようにいくつかの形態がある。
*1人と1人が複数回戦うもの(= 典型的な番勝負)
:予選を勝ち抜いた挑戦者がタイトル保持者・前回優勝者に挑戦するとき(囲碁界では「挑戦手合い」と呼ぶ)のほか、一部のトーナメント戦の決勝戦、タイトル戦の予選の最後となる挑戦者決定戦等がこの形態に属する。
:スポーツなどにおける、同一相手との複数回の対戦で勝敗を決める際の「○番勝負」の表現もこの形態に属する。
*1人が1回ごとに相手を変えつつ複数人と戦うもの
:後述の瀬川晶司のプロ編入試験やプロレスの場合はこの形態である。
:他に有名なものとして、山口瞳の「血涙十番勝負」や映画の「新吾十番勝負」が挙げられる。
*複数人同士が戦うもの
:囲碁や将棋の月刊雑誌の企画としてよく行われるのがこの形態である。
:複数人がチームを組んで戦う点は団体戦と同じだが、通常の団体戦と異なるのは、選手が一堂に会して一斉に対局を行うのではなく、1人ずつ順番に対局するという点である。
*1人と1人が1回だけ戦うもの(一番勝負)
:予選を勝ち抜いた挑戦者がタイトル保持者・前回優勝者と1回だけ対戦する形態であり、通常は番勝負の範疇には入らない。ただし、タイトルマッチであることをわかりやすく表現するため、「一番勝負」の表記が用いられることがある。
:囲碁の王冠戦(後述)が、その例である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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