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番格ロック[ばんかくろっく]
『番格ロック』(ばんかくろっく)は、1973年に製作された日本映画。 == 概要 == 東映の配給製作による東映東京撮影所作品。東映京都撮影所制作『仁義なき戦い 代理戦争』の併映作品として同時上映された〔樋口尚文『ロマンポルノと実録やくざ映画 禁じられた70年代日本映画』平凡社新書、2009年、pp.131-133〕。 1973年の池袋を舞台に、番長と同格の実力を持つ山内えみこ演じる主人公の番格がスケバングループの抗争の中で少年院時代から因縁のあるライバルの総番長と対決。勝利するも総番長はヤクザによってを薬物漬けにされ、主人公が復讐に乗り出すというストーリー〔中野貴雄「番格ロック」『映画秘宝EX 鮮烈!アナーキー日本映画史1959~1979』洋泉社、2012年、p.147〕。 内藤誠監督によるスケバン映画だが、脚本の大和屋竺からの提案でヒューバート・セルビー・ジュニアの『ブルックリン最終出口』の雰囲気を目指した〔内藤誠『偏屈系映画図鑑』キネマ旬報社、2011年、pp.94-95〕。その結果、『女番長』シリーズ等、従来の東映スケ番映画とは異質のニヒルなムードを持つ作品となりカルト的人気を誇った〔〔寺岡ユウジ「色川武大のコードを踏まえて 内藤誠インタビュー」『キネマ旬報』2011年12月上旬号、p.68〕。映画監督の中野貴雄は「女性ハードボイルド映画の傑作」と絶賛している〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「番格ロック」の詳細全文を読む
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