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収録(しゅうろく)とは放送用語のひとつで、放送コンテンツを録音・録画したあと編集を行い、その後電波・電話ケーブルなどの媒体で視聴者・聴取者に伝えるような放送手段を指す。 ==概要== 近年のテレビ番組は、ニュース・ワイドショー・天気予報・スポーツ中継などといった、情報の速報性・正確性が求められる番組や「ライブ感」など生放送でなければ得られない効果が必要な番組を除けば、大半が収録で放送されている。 VTR機材や媒体が無かった・高価であった時代には生放送が主流であったが、録画・録音技術が進歩してくるに従い収録での放送も増加した。さらに近年では放送局・出演者のスケジュール調整やプライバシーの維持、視聴率低迷等により、生放送から収録に切り替えた番組も存在する。 この他、一度生放送したものを収録して別の時間帯に再放送することもある。これは編成上一部地域で生中継ができない場合、アンコール放送を行う場合、海外からの中継でリアルタイムでの放送が深夜から明け方に当たる場合などに実施され、これらは「録画放送」とも呼ばれる。 なお収録による放送は、1950年代よりすでに実施されていた。当時はキネコおよび2インチVTRが主流であった。但し初期は本格的な編集は行えず、開始から終了までテープを回し続ける必要があったため、失敗不可の一発録りが強制されていた。特にローバンド機時代は編集が必要な場合、テープの記録部分をルーペで確認しながら見当を付けて剃刀の刃でテープを切断して貼り合わせる方法がとられていたが、これには上司の決裁を仰ぐ必要があり、許可が下りるのもやむを得ない事業がある場合に限られていた。 収録から放送までの間に出演者の不祥事や死去が発覚した場合、「この番組は○月○日に収録されたものです」旨の断りを示すテロップを表示することがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「収録」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Video production 」があります。 スポンサード リンク
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