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異人[いじん]
異人(いじん、ことひと)は、「ちがう人・別人」という原義を持つ言葉。 == 概要 == 社会集団の成員とは異質なものとして認識された人物であり、異界の住人、異国の人・異邦人・西洋人、普通でない性質を持つ人・優れた人・不思議な術を使う人〔を意味する。共同体の外部から内部へ接触・交渉する形象〔、ともされている。 異人と呼ばれるものの例としては、「まつろわぬもの」・もののけ・語り部、霊的存在・まれびと、神・来訪神、宗教者・職人・商人・乞食・旅行者・巡礼者、難民・犯罪者・強制的に連行されてきた人々、被差別民・障害者〔などもある。 異人の存在があるからこそ、共同体の人々は外との境界を区切り、秩序ある世界像を作ることができる。伝承において異人は、福を運んでくる存在として歓迎される(「客人歓待」)一方で、禍をもたらす存在として排除されたり犠牲に供されもする〔。 英語では”Outsider”(アウトサイダー)、”Stranger”(ストレンジャー)、”Alien”(エイリアン)等と表記される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「異人」の詳細全文を読む
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