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『異体字研究資料集成』は漢字の異体字研究に関する資料を集めた叢書。杉本つとむ編、雄山閣出版発行。昭和48年(1973年)から昭和50年(1975年)にかけて第1期10巻、別巻2巻の全12巻が刊行された。平成7年(1995年)には第2期全8巻が刊行され、同時に第1期が再版された。 日本の江戸時代成立の資料を中心に、正しい字体を論じた字様書の類から、俗字・略字を雑多に収集したもの、戯作者による創作漢字集、仮名に関する考察書にも及ぶ。 == 収録資料 == === 第1期 === # 新井白石『同文通考』 # 中根元圭『異体字弁』 # 寂本『異字篇』、洛東隠士『正俗字例』、響誉『刊繆正俗字弁』 # 太宰春台『倭楷正訛』、田中道斎『道斎随筆』、岩倉家具『楷林』 # 布山叟『俗書正譌』、松本愚山『省文纂攷』、宇田容『正楷字覧』、松井義『古今字様考』、水井勝山『疑字貫双』 # 萩原秋巌『別体字類』、小此木観海『楷法弁体』、長梅外『古今異字叢』 # 竹内某『異体字彙』、近藤西涯『正楷録』 # 石野正永『抜萃正俗字弁』、岡本保孝『古今文字』『古今字様』、中山竹之進『古字便覧』、『別体字考』 # 山本格安『和字正俗通』、伴直方『国字考』、岡本保孝『倭字攷』、円一『瑣玉集』、『小野篁歌字尽』、恋川春町『廓費字尽』(さとのばかむらむだじづくし)、式亭三馬『小野譃字尽』(おののばかむらうそじづくし) # 『異体同字編』、狩谷棭斎『和名類聚抄箋註異体字弁』、黒柳勲『俗字略字』 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「異体字研究資料集成」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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