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発達性協調運動障害 : ウィキペディア日本語版
協調運動障害[はったつせいきょうちょううんどうしょうがい]

発達性協調運動障害(はったつせいきょうちょううんどうしょうがい、Developmental coordination disorder)とは、協調的運動がぎこちない、あるいは全身運動(粗大運動)や微細運動(手先の操作)がとても不器用な障害を言う。そのために、学習日常生活に大きな影響を及ぼしている場合である。
== 概要 ==
協調運動とは、諸種の別々の動作を1つにまとめる運動を言う。たとえば、縄跳びは手で縄を回しながら、タイミング良く飛ぶという協調運動であり、かなり高度な協調運動である。ラジオ体操も、手と足、右手と左手等の動きが別々のものを統一して行うので協調運動の一種と言える。他にも、ボールが片手で投げられないとか、ドリブルまりつき)ができない、自転車に乗れない等の困難を示すことがある。また、楽器の演奏や図工での道具を使うこともこの範疇である。
上記のような全身運動(粗大運動)ばかりではなく、ボタンをかけることができない、の左右を度々まちがえる、を使えない等の微細運動(手先の操作)にも困難を示す場合がある。全身運動とともに微細運動の両方に困難を示す場合は、軽度とは言えない運動障害を持っている。
学校教科で考えると、体育音楽図工が極端に苦手な子は、この障害の可能性がある。ただ、LDADHDとの合併が三割から五割あると言われているし、精神遅滞との合併も一部認められているので、その場合は広い範囲での学習困難をきたすことになる。
このような運動障害は、身体疾患や神経疾患脳性麻痺筋ジストロフィーなど)、広汎性発達障害にも見られるが、その場合は発達性協調運動障害と同時には診断されない。国際的診断基準が規定する順位では、より重度を優先順位とするからである。
俳優ダニエル・ラドクリフは、この障害があることを明らかにしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「協調運動障害」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Developmental coordination disorder 」があります。



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