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ネギ(葱、Welsh onion、学名 )は、原産地を中国西部・中央アジアとする植物で、日本では食用などに栽培される。クロンキスト体系ではユリ科とされていたが、APG植物分類体系ではヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類される。 英語では Welsh onion と呼ばれることがあるが、本種はウェールズ原産ではなく、ウェールズ料理で特に一般的に使われることもない。ウェールズで一般的な類似のネギ属の野菜で、国章にもなっているのは、リーキ ''A. ampeloprasum'' である。この場合の"Welsh"はドイツ語の"welsch"に由来し「外国の」という意味である〔"Welsh onion" . Oxforddictionaries.com.〕。 == 概要 == 古名では、「冬葱」・「比止毛之」・「祢木」とされ、「き(紀)」ともいう。別名の「ひともじぐさ」は「き」の一文字で表されるからとも、枝分れした形が「人」の字に似ているからとも言う。ネギの花は坊主頭や擬宝珠を連想させるため「葱坊主」(ねぎぼうず)や「擬宝珠」(ぎぼし)と呼ばれる。「擬宝珠」は別科別属の植物「ギボウシ(ギボシ)」も表す。萌葱色は葱の若芽のような黄色を帯びた緑色のことである。 日本では古くから味噌汁、冷奴、蕎麦、うどんなどの薬味として用いられる他、鍋料理に欠かせない食材のひとつ。硫化アリルを成分とする特有の辛味と匂いを持つ。匂いが強いことから「葷」の一つ「禁葷食」ともされる。料理の脇役として扱われることが一般的だが、葉ネギはねぎ焼き、根深ネギはスープなどで主食材としても扱われる。ネギの茎は下にある根から上1cmまでで、そこから上全部は葉になる。よって食材に用いられる白い部分も青い部分も全て葉の部分である。 単に「ネギ」と言うと「根深ネギ」を差し、成長とともに土を盛上げて陽に当てないようにして作った風味が強く太い根深ネギ(長葱・白ネギ)を差し、他は「ワケギ」「アサツキ」「万能ネギ」「九条ネギ」などの固有名で呼んで区別をする。西日本では陽に当てて作った細い葉ネギを単に「ネギ」と言い、根深ネギは「白ネギ」、「ネブカ」などと呼ぶ場合もある。 他の野菜と比較して塩害に強いとされており、2002年に台風21号が関東地方に上陸後、九十九里浜周辺の畑では塩害によって野菜や街路樹が枯れたのに対し、ネギだけは枯れずに残っていた逸話がある〔千葉県九十九里ビーチエリア観光ガイド「九十九里 海っ子ねぎ」より 〕。JA山武郡市ではこれをヒントに海水をかけて栽培した「九十九里 海っ子ねぎ」を販売している〔JA山武郡市「九十九里 海っ子ねぎ」より 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネギ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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