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白山中学校事件[はくさんちゅうがっこうじけん] 白山中学校事件(はくさんちゅうがっこうじけん)とは、1962年9月に愛知県名古屋市立白山中学校で起きた校内暴力事件〔横田三郎、村越末男『戦後同和教育の歴史』p.226〕〔部落解放研究所『戦後同和教育の歴史』p.69〕。 ==概要== 1962年9月21日から9月24日にかけて、名古屋市立白山中学校の一部の生徒が睡眠薬を服んだ勢いで暴れ、施設を破壊する騒動が発生〔『部落解放教育資料集成』p.110〕〔木村修治『本当の自分を生きたい』p.6〕。同校は校区に被差別部落を抱えており、補導された生徒はすべてが地元の被差別部落の出身であった〔木村修治『本当の自分を生きたい』p.7〕。事件の背景には、一般地区出身生徒が多くを占める進学組と、被差別部落出身生徒が多くを占める就職組との疎隔があった〔木村修治『本当の自分を生きたい』p.263〕。しかし、この事件は同校への解放教育の導入には結びつかなかった〔愛知県 - 部落問題・人権事典 〕。 当時の同校に在籍していた被差別部落出身の生徒の一人に、のち名古屋女子大生誘拐殺人事件で死刑判決を受けた木村修治がいる。木村は、この白山中学校事件によって初めて自らが被差別部落民であることを知ったという〔木村修治『本当の自分を生きたい』p.262〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白山中学校事件」の詳細全文を読む
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