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白山大賞典 : ウィキペディア日本語版
白山大賞典[はくさんだいしょうてん]

白山大賞典(はくさんだいしょうてん)は、金沢競馬場で施行される地方競馬重賞JpnIII競走である。農林水産省が賞を提供しているため、正式名称は農林水産大臣賞典白山大賞典と表記される。競走名は金沢競馬場のある石川県岐阜県にまたがってそびえる白山に由来。
== 概要 ==
1981年に第1回が開催され、以後金沢競馬場最大の競走として長らく親しまれている。
1997年ダートグレード競走GIIIに認定され、2100mに距離短縮となった。本競走を前哨戦としてJBCクラシックへ向かう出走馬も多い。
1998年以降、2000年2002年2004年2006年2010年2012年2014年と地方競馬所属馬が2着に食い込む健闘を見せており、特に2004年以降の2着に入った地方馬は全て地元金沢所属である。地元所属馬の優勝が遠ざかっているのが課題であるが、それでもダートグレードレースとしては比較的地元も含めた地方所属馬が活躍している(金沢所属馬については地元の重賞も比較的長距離が多いために、近年ダートの長距離に適性がある中央馬が転入している事も影響している)。なお、後述の理由で2007年は地元金沢所属馬が優勝している。
2003年優勝馬イングランディーレが翌年春の天皇賞勝利、2004年優勝馬タイムパラドックスが翌月のジャパンカップダート勝利と2年連続でこのレースの勝ち馬がG1勝利馬となった。それ以後も、スマートファルコンニホンピロアワーズといった後のGI級競走優勝馬を輩出している。
出走資格サラブレッド系3歳以上の競走馬でフルゲートは12頭である。出走枠は金沢所属馬が原則3頭、金沢以外の地方競馬所属馬が原則4頭、JRA所属馬が5頭と定められている。
負担重量は3歳52kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減を基本とし、更に以下のように斤量が課せられる〔。ただし2歳時の成績を除く
# 競走施行日5日前より過去のGI・JpnI競走1着馬は5kg増、GII・JpnII競走1着馬は3kg増、GIII・JpnIII競走1着馬は1kg増。
# 上記重量に加え、G及びJpn競走通算3勝以上馬は1kg増、更に2勝ごとに1kg増。
# 負担重量の上限は3歳58kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減。
2015年の賞金は、1着2,100万円、2着483万円、3着252万円、4着189万円、5着126万円、着外10万円となっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「白山大賞典」の詳細全文を読む



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