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白岩隕石[しらいわいんせき]
白岩隕石(しらいわいんせき)は1920年9月に秋田県仙北郡角館町(現仙北市)で発見された石質隕石である。発見された時は949gあった。農作業中に畑から掘り出され、東北大学で鑑定を受け隕石と確認されたものである。鉄隕石などに比べて風化されやすい石質隕石が、落下後年月がたった後に見つかることは、南極や砂漠地域などを除いては珍しい例である。 仙北郡はかつて星宮という祠があり16世紀末に隕石落下の言い伝えの記録があり、19世紀末から20世紀始めに落下して、旧家の神棚で保管されていた仙北隕石(1993年に調査されて隕石であることが確認された)の落下地であるなど隕石にゆかりの深い場所であった。白岩隕石の発見地点は仙北隕石の落下地点から17kmしか離れていなかったが、仙北隕石がH6に分類されるのに対して白岩隕石はH4に分類され、宇宙線照射年代も異なるもので、別起源の隕石であった。〔『隕石 宇宙からの贈り物』島正子 著(東京化学同人)12章 日本に落下した隕石素描〕 一部の隕石は秋田県立博物館に展示されている。 ==出典== 〔
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