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白滝遺跡[しらたきいせき] 白滝遺跡(しらたきいせき)は、北海道紋別郡遠軽町字上白滝に所在する北海道地方における後期旧石器時代の代表的な遺跡であり、70あまりの遺物出土地点の総称でもある〔森田知恵「白滝遺跡」 文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第1巻 原始1』同朋舎出版 1991年 43ページ〕。十勝三股・置戸とならぶ黒曜石の大原産地である。 == 概要 == 白滝遺跡は湧別川の右岸の標高約420メートル、東西約200メートル、幅数十メートル平坦になった台地上に位置する。 遺物の種類と出土状況からⅠとⅡの文化層に分けられる。白滝Ⅱの文化層の石器群には、湧別技法によって作られた舟底型石器が検出されている。Ⅰではこの技法は伴っていない。放射性炭素年代測定法と黒曜石〔本遺跡においては、旧石器時代では北海道全域、サハリン中部まで、縄文時代では北は沿海州アムール河口付近、南は新潟県にまで及んでいる〕の水和層測定法によれば、ⅠがB.P.20000~15500年、ⅡがB.P.15000~12000年である〔大沼忠春「白滝遺跡」 『日本史大辞典』第3巻(全7巻)平凡社 1997年 1369ページ〕。 本遺跡と対面する8号沢上流の山中に大規模な黒曜石の露呈がある。白滝村は日本最大の黒曜石の産出地として名高く、石器時代の遺跡が多い〔。 1989年(平成元年)1月に約2万2千平方メートル、1997年(平成9年)に、遺跡群の中心的部分の約33万平方メートルが国の史跡に指定されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白滝遺跡」の詳細全文を読む
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