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白炭 : ウィキペディア日本語版
白炭[はくたん]

白炭(はくたん、しろずみ、)とは、木材を炭化させた木炭のなかから、高温で焼成し、窯の外へ掻き出して素灰を掛けて急冷させ消火して作るものを指す〔木炭の種類と用途,中国政府による木炭の輸出禁止措置について,林野庁,平成15年7月29日 〕。主に備長炭などが知られる。主成分は、ほぼ炭素であり、ごく少量アルカリ塩を含んでいる。
== 白炭の性質 ==
白炭は硬質で、黒炭より火付けが難しく〔、黒炭や薪に着火させた後、それを火種として白炭に着火させるのが一般的であり、多くがこの二段階の着火手法を取る。白炭は急加熱させると爆跳が発生しやすく、炭の素材自体も硬質なため注意を要する。
白炭は生成過程での高温処理の為に黒炭より炭素率が高い傾向にあり、その分、低温処理された黒炭よりは余分な燃焼ガスの放出も少ないことから炎や燻煙で食材に焦げ目や雑味が付くことも少なく、焼きもの調理に適していると言われていた。
しかし、近年に於いては1000度に達する高温で処理された黒炭も存在し、一概に白炭の炭素率だけが高いとは言い切れない様になりつつある。
なお、オガ炭も製法自体は白炭に似ており、燃焼の性質も白炭に似る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「白炭」の詳細全文を読む



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