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白登山の戦い[はくとさんのたたかい]
白登山の戦い(はくとさんのたたかい)は、紀元前200年に行われた匈奴と漢の戦いである。白登の囲みともいう。 ==経過== 楚王項羽を滅亡させて中国再統一を果たした皇帝劉邦は、匈奴へ備えるために韓王信を代(現在の山西省)に派遣するが、匈奴の脅威を間近で見た韓王信は匈奴との和平を唱えた。これを裏切りとみられた韓王信は、匈奴に投降した。韓王信の軍隊を加えた匈奴は40万の大軍で太原へ攻め込んできた。 劉邦は32万の軍勢をひきつれて平城で匈奴を迎え討った。だが劉邦の本隊は、弱兵ばかりに見せかけた匈奴軍の偽装退却にだまされて進撃して孤立してしまい、白登山で包囲された。この時、匈奴軍は北方の軍団は黒馬、南方の軍団は赤馬、西方の軍団は白馬、東方の軍団は白面の黒馬に乗って漢軍を包囲していたという。 7日間包囲されていた劉邦は陳平の献策に従い、冒頓単于の妻に贈り物をして包囲の一角を開けさせた。劉邦の軍勢はそこから包囲を抜け出し、命からがら長安に逃げ帰ることが出来た。この時、漢軍兵士の10人に3人は凍傷で指を失っていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白登山の戦い」の詳細全文を読む
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