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百四丈滝(ひゃくよじょうのたき)は、石川県白山市の尾添川にかかる滝。白山有数の巨瀑で、 裏見の滝としては、国内最大級の規模を誇る。1987年に加賀禅定道が復元されるまでは、 一般登山者の目に触れることのない「幻の滝」とされていた〔北國新聞、2011年6月2日閲覧〕。「日本の滝百選」には含まれていない。 == 概要 == 七倉山の北側になだらかに広がる清浄ヶ原は、約10万年前の古白山火山の活動により形成された溶岩台地であり、灌木帯に湿原が点在する(精霊田)。 尾添川の支流のひとつである丸石谷は七倉山の雪渓に源を発してこの湿原の豊かな水を集め、台地の末端、標高1800m付近で当滝となって落下する。 形態は完全な直瀑であり、かつ落口の流速が大きいため、水流は滝壺に至るまで岩壁に一切触れることがない。そのため滝の裏側に周り込むことの出来る裏見の滝となっている。 一帯は豪雪地帯として知られるが、厳冬期にも流れが絶えることはない。水流は周囲から雪崩込む雪を穿ち、また同時に飛沫が滝周に凍結・成長して、初夏の雪解に至るまでに奇異巨大な氷壺を作り出す〔早春の白山 ~滝が作る氷のつぼ~ NHKエコチャンネル、2011年2月12日閲覧〕。 この滝の下流側で丸石谷はV字に開けた峡谷を形成しており、黒滝や三段滝等、大小の滝が連続する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「百四丈滝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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