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百川学海 『百川学海』(ひゃくせんがっかい)は、南宋の左圭(さ けい)によって編纂された漢籍叢書。全177巻で、100種の書物を集めている。印刷された叢書としてはもっとも早いもので、後世の叢書への影響が大きい。 == 概要 == 『百川学海』は咸淳9年(1273年)に出版された。漢籍の叢書としては『儒学警語』(1202年)より遅れるが、『儒学警語』は抄本(手書き)で、あまり利用できる人が多くなかったのに対し、『百川学海』は印刷されたために大きな影響を及ぼした。 題名は揚雄『法言』学行篇の「百川は海に学びて海に至る」という言葉に由来し〔『百川学海』序文による〕、百の書物をひとつの叢書にまとめていることを意味する。甲集から癸集までの10集に分かれており、主に唐宋の書物を合計100種類集めている(後漢の蔡邕『独断』のように、それ以外の時代の書物も少数含まれている)。 陸羽『茶経』、李涪『刊誤』、葉夢得『石林詩話』など、制度・詩文・書画・飲食・園芸などの分野にわたる諸書を収録する。 編者の左圭については、序文によって字を禹錫、号を古鄮山人といったことがわかるが、それ以上のことはわからない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「百川学海」の詳細全文を読む
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