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百舌鳥陵山古墳 : ウィキペディア日本語版
上石津ミサンザイ古墳[かみいしづみさんざいこふん]

上石津ミサンザイ古墳(かみいしづみさんざいこふん)は、大阪府堺市西区石津ヶ丘にある前方後円墳百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つ。
宮内庁により「百舌鳥耳原南陵(もずのみみはらのみなみのみささぎ)」として第17代履中天皇に治定されている。
名称は「石津ヶ丘古墳(いしづがおかこふん)」や「百舌鳥陵山古墳(もずみささぎやまこふん)」とも。全国で大仙陵古墳(大阪府堺市)、誉田御廟山古墳(大阪府羽曳野市)に次ぐ第3位の規模の巨大古墳である。
== 概要 ==
百舌鳥古墳群の南部に位置し、墳丘長365メートルで、日本で3番目の大きさの古墳である。後円部が北側に配置され、西側に造り出しを有する。現在の周濠は一重だが、二重目の濠が確認されている。
ミサンザイ」は「ミササギ(陵)」の転訛したものと考えられており、履中天皇の陵墓に比定され宮内庁によって管理されているが、江戸時代の絵図等では「履中天皇陵」の表記が見られる。上石津は堺市編入以前の泉北郡神石村大字で、現在の堺区石津町が集落の中心であるが、当古墳だけ西区となっている。
履中天皇は仁徳天皇の第一皇子で、仁徳天皇崩御後に即位した天皇であるが、考古学の発掘成果から、上石津ミサンザイ古墳は仁徳天皇の陵墓に比定されている大仙陵古墳よりも古い時代に造築されたと考えられている。
陪塚は10基前後あったとされるが、現在は七観音古墳・寺山南山古墳の2基のみが残っている。かつて存在した七観山古墳からは多量の副葬品が出土し、副葬品を埋納するための陪塚の可能性がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「上石津ミサンザイ古墳」の詳細全文を読む



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